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聖なる晩餐

 聖なる晩餐
主の到来までの定期儀礼


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電子版 Docx. \567(税込)
紙媒体四六判248頁 \1885(税込)
 


聖餐式や聖体拝受の儀式の原点は何か


最後の晩餐の席でキリストによって創始された会食儀礼である『主の晩餐』は、 今日までにキリスト教界に於いて聖体儀礼の秘跡や、聖餐式として信者がキリストとの関わりを深めるための儀式とされてきた。

しかし『主の晩餐』の本来の姿や意義はどこにあったのか。
また、キリストが到来する時にまで行われるとされたこの会食儀礼が、今日行われるべき理由は何か。

『主の晩餐』に込められたキリストと共なる「聖なる者ら」との関わりを、旧約聖書の出エジプトの『過ぎ越し』にまで遡って考察することで、そこに神の悠久の時にわたる人類救済の偉大な意志と歩みとを見出すことになる。


旧新の聖書から『主の晩餐』の意義を多面的に辿り出すことにより、この観点に到達することになり、それはキリスト教の趨勢となってきた欧州的な教会の教理からでは探ることの困難な理解となっている。ここに本書の意義が有り、永い年月にわたって中世的蒙昧の中に封印されてきた神の驚くべき目的と『主の晩餐』の意義とを世に訴える一書。


あるいは無駄に走って来なかったか

 あるいは無駄に
走って来なかったか
-エホバの証人の信仰の目的へ-


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電子版 Docx. \480(税込)
紙媒体四六判177頁 \1620(税込)
English edition
 
エホバの証人向け
ものみの塔教理を再考するための書


エホバの証人の信仰の目的とものみの塔教理の不一致を説く

宗教を吟味するのは宗教であり、権力も世論も実害は取り締まっても、宗教一つの教理の妥当性を検証する立場にはない。

そこで同じ宗教の立場から、主に聖書と歴史資料を根拠に、ものみの塔が聖書に基づくものとして築いた一式の教理を公正に検証するときにどう評価されるかを自問するよう、他ならぬエホバの証人の一人一人に勧める書として、特に決定的に重要な問題と思われる論点を扱う。

取り上げた題材には重要と思われる12項目を選び、最後にはその結論として、これまでのエホバの証人として過ごした本来の目的にどうアプローチするかの考察を含む。

・潔癖症的敬虔さ・時間制伝道の要求・硬直的聖書主義・聖霊無視と油注がれた者への誤解・年代信仰の誤謬・終末の印の決め付け・輸血拒否の的外れ・世代の捉え方・統治体の無根拠・神の裁きの規準での利己性・優越されるべき愛・忌避の悪魔性・二世教育の問題

エホバの証人としての信仰の目的は版來何であったかに沿って自問を促す。


新十四日派 綱領 2021年度版

 新十四日派 概要と綱領
 -2021年版-
 新十四日刊行会 編


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電子版 Docx.247頁 \552(税込)
紙媒体四六判.247頁 \1750(税込)
新十四日派の教理と規定

内容は、かつてブログ記事にしたものをまとめ、幾らか補筆したもので当派の概要を解説し、基本理念と集団の成り立ちを規定している。
但し、2021年末時点で必要と考えられる事柄に限られており
実質的な規定が必要になる場合には、不定期に版を重ねるものとした。

また、教理内容も同様に、今後の理解の深まりに沿って改訂されることが考えられる。
今後も研鑽を重ねるものとし、この版は全体の土台とするつもりで据えた。

もとより、新十四日派は戒律無く、道徳主義でもないところから、信徒に影響を与える具体的項目は限られているが、むしろ、個人の判断を要請するのが当派の在り方とも言える。

ともあれ、本書が新十四日派に近付く意志をもたれる諸氏の必要を幾らかでも満たすことを祈念しつつ発刊する。


聖書とキリスト教を知る シリーズ

聖書とキリスト教を知る
-キリストはなぜ到来したか-
 紙本は質問付
  新十四日刊行会編


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電子版148頁 \395(税込)
紙媒体四六判.180頁 \1566(税込)
キリスト教初学の方々への教本として

神またキリスト教とは何かについて、創世記から説き、キリストが何者で、どんな目的のために現れるに至ったかを説明。その弟子らの活動の中でキリスト教がユダヤ教を脱皮し、新たな次元の教えに結実してゆくまでを解説。

神は早くもエデンの園で聖書の全巻を貫く事柄を語り、その言葉からキリストの現れと受難、そして人類を『この世の奴隷』とされている現状からの救済が導き出されている。

この聖書に一貫した理解なくしては、キリスト教の本質を知ることにならず、創世記から黙示録への道筋をたどることもないので、聖書の全体を150頁程度の小著で把握することを目指す入門向けの書として用意され、紙本では節毎に設問があり、理解と記憶を助ける。

新旧の聖書がどれほどキリストに焦点を合わせているかを縦横に説き、その意義を悟るよう促しているので、この一書でユダヤ教からキリスト教への流れを把握しながら、神の人への善意の深さについて知ることができる。


聖書をキリスト教を知る シリーズ2

聖書とキリスト教を知る
-再臨するキリスト-
紙本は質問付
 新十四日刊行会編


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電子版 180頁 \548(税込)
紙媒体四六判.210頁 \1705(税込)
English edition

終末理解の教本として

ともするとオカルト的になりがちな
聖書の終末記述を簡明にまとめた15章


前巻でのキリストの初臨と使徒らの教えに関する基礎の上に本書では「再臨のキリスト」の副題の下に、『終りの日』にキリストが再び地上の世界に介入し、『神の王国』をもたらすための『この世の裁き』が行われる時期について解説している。

聖書中の預言書の数々、更に古代の詩篇の歌い手らはもちろんのこと、新約聖書に於いてもイエス自身の言葉の数々とヨハネ黙示録に見られるように、聖書の全体は明らかに終末に焦点を合わせており、それらの言葉は過ぎ去ったものではなく、今日なお重い意味を持っていることを示している。

本書では、新旧の聖書に描かれる終末に予告された驚くべき事柄とその重要な意味を比較的簡便にまとめ、紙本では節毎に設問があり学習者の益を図っている。

聖書全巻にわたる終末理解をコンパクトに収めて、合理的な終末像の全体を俯瞰することができる一書。


終末観連書

大いなるバビロン終末のイゼベル
-バアル崇拝の顛末と黙示録の表象-
  林 義平 著


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電子版 Docx.108頁 \495(税込)
終末に聖徒を屠る者を暴く

黙示録に顕著な存在として現れる『大いなるバビロン』という表象は『秘儀』と記されるだけに、傾聴に値するほどの解釈を見聞きすることはまずできない。
第一に『聖徒』が聖霊と共にキリストの契約に関して理解される必要があり、キリスト教界は最初にここで躓いている。

次いで、『大いなるバビロン』が『大娼婦』と呼ばれる汚れたもの、滅ぼされるものであることから、各宗派の自己義認の具ともされ、そこに深い意味を汲み取る姿勢も取られずに、書かれて以来1900年近く『大いなるバビロン』は依然、「秘儀」として隠されている。

本書は、『新しい契約』に基づく「聖徒」の内に預言者エリヤを投影し、列王記に語られたバアル崇拝の急先鋒となったフェニキアから嫁いだ王妃イゼベルの鮮烈な生き様と、黙示録の『大いなるバビロン』との共通性からこの秘儀を解明する試みであり、将来に世界を揺るがす宗教対立を俯瞰し、不義の宗教帝国を退けるべきことを予見する。
終末に、『大いなるバビロン』の聖徒殺害を糾弾する人々が「神の民」とされると黙示録に示されている。

キリストの例え話 シリーズ1

キリストの例え話 第一巻 解説全16話
-語られながら秘められた事柄-
  林 義平 著


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電子版 Doc.220頁 \680(税込)


1 .種まく人の例え
2 .あなたがたは世の光
3 .放蕩息子の例え
4 .水と霊から新たに生まれる
5 .あなたがたは地の塩
6 .後の者が先になる 賃金の例え
7 .枯れたいちじくの木
8 .ゲヘナの裁きを逃れられようか
9 .富んだ者とラザロの例え
10.あなたがたの義がパリサイ人に勝らなければ     
11.神の王国はあなたがたのただ中に在る
12.からしの木とパン種の例え
13.あなたの罪は赦された
14.人の子は安息日の主
15.わたしと共に集めない者は散らす
16.よきサマリア人の例え


キリストの例え話 シリーズ2

キリストの例え話 第二巻 解説全18話
-解き明かされるべき秘儀-
  林 義平 著


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電子版 Doc.216頁 \680(税込)


1 .幼子のようにならなければ
2 .二人か三人が集まるところには
3 .赦さなかった僕の例え
4 .ペテロに託された鍵
5 .大勢が東からも西からも来て
6 .羊の囲いの例え
7 .悪い耕作人の例え
8 .盛大な婚宴の例え
9 .魂を殺すことのできない者どもを恐れるな      
10.ミナとタラントの例え
11.座って費用を計算し
12.駱駝が針の穴を抜けるようなもの
13.小麦と毒麦の例え
14.十人の乙女の例え
15.羊と山羊とを分けるキリスト
16.不正な管理人の例え
17.成長する種の例え
18.道であり、真理であり、命である

モーセ六書シリーズ

イサク献供に至るアブラハムの信仰
-その心の軌跡を辿る-
  林 義平 著


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電子版 Doc.109頁 \362(税込)


この書の意義は、アブラハムのイサク献供(けんく)が、創世記の22章の当該部分から理解しようとすることの限界を説いている点にある。

この「限界」を超えたところで、「信仰」というものが、神との邂逅によってはじめて生じること、しかもそれは固定されたものではなく、神との交流によって変化し、大樹のように育ってゆくことをも視界に入ってくる。

それは「ご利益信仰」や自分の義やステータスを目指すような、ありきたりの「信仰」とは異なっている。
また、聖書の理屈によって得られる「信仰」というものとも異なるものである。

アブラハムは、初めには子孫の土地を欲したものの、神との関わりを続ける内に、神の偉大な意図と、自らの子孫がそれに関わることを知るようになってゆき、その信仰は「ご利益信仰」を遥かに超えて、見事な忠節の頂点を形造り、遂に神の友と呼ばれるに至る。


一般用宣教読本

現代人にキリスト教を解く
それは古代の蒙昧か?

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電子版 Doc.266頁 \590(税込)
旧題「閉塞する現代を原始キリスト教が解き明かす」

今日、地球規模での未曾有の危機を世界の人々は共にしています。しかし、その危機も人間自身にある一つの欠陥に由来すること、そして人間自身がそれを解決できないことを聖書は知らせます。その原因とは、人類に宿る不倫理性であり、聖書はそれを『罪』と呼び、その対極にある『愛』を説いています。しかし、人間には愛を体現できない理由があります。
加えて、人間社会の由来、なぜ人は生きるか、この世はなぜ生き辛いのか、など根本的な疑問に原始キリスト教が答えています。

本書は26の章あり、それぞれの観点から人間というもの、またこの世というものを根底から解く聖書の革新性を紹介し、キリスト教界の歴史を俯瞰し、原始キリスト教との異なった理由、また聖書が告げる「終末」という現代人の視野に入りつつある重要な時期との関わりを知らせます。

キリスト教の信者でない方々を主な対象とし、教会にない原始キリスト教を明らかにします。


教会員用宣教教本

聖書に流れる神の意志
-聖書の全体像を把握する-
  紙本は質問付
 新十四日刊行会編


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電子版 Doc.86頁 \266(税込)
紙媒体四六判準備中


キリスト教を求道中の方々、教会員ても聖書理解に不足を感じる方々を対象に、聖書全巻の重要な流れを簡潔に把握することを助ける本です。四つの章があり、それぞれ4~6の部分に分かれて設問もありますので、独習だけでなくグループに教科書のように用いることもできます。

第一章は「神とは誰か」という最も基本的な事柄を創世記に求め、人の存在とエデンの「二本の木」を巡り悪魔が何者であり、その目的から説き起こします。
第二章は「イスラエル」が単なる選民ではなく、その歴史から学ぶべき事柄を取り上げます。
第三章では、約束されていたメシア=キリストの現れと、地上で何が成し遂げられたかを学びます。
第四章では、聖書の全体が焦点を当てている「終わりの日」が何をもたらすのか、そこで何が人に問われるのかについて説かれています。

聖書は二千ページにもなろうという分厚い本ですが、全巻を貫く「流れ」のように一貫した主題があります。
様々な事柄が聖書に記されていても、聖書の全体を見渡す視界が開けることでしょう。


聖書教宣教読本 1

神”YHWHの経綸” 上巻
アブラハムからユダヤのイエス拒絶まで
  林 義平 著

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電子版 Doc.85頁 \400(税込)

本書は以下の全三巻からなり、ユダヤ教とキリスト教を通じて展開されてきた神の悠久の時に亘る目的(経綸)を説く第一巻で旧約のイスラエルからキリストに至る神の歩みを俯瞰する。聖書を記させた神、その名の発音も忘れ去られているにも関わらず、人類史の初期からその意図し計画するところを数千年に亘って導くという、人には不可能な足跡を聖書に辿る。

メソポタミアのシュメール文明の中から現れる信仰の人アブラハムとその子孫に約束された、人類を祝福し救い出す民となるという、その類い稀な立場を得たイスラエル民族と契約を結んだ、読むことのできない名”YHWH”とされる神との交渉の記録として新旧の聖書を探る。

本書は聖書の単なる要約ではなく、そのエッセンスを抽出して見えてくるその神の悠久の歩みと、人類への変わらぬ強い意志に焦点を当てる。
神とイスラエル民族との交渉はどんな結果を迎えたか?
それぞれの段落が長くならぬよう書かれ、二段組みに構成しページ数を抑えた読みやすい聖書案内書。


聖書教宣教読本 2

神”YHWHの経綸” 中巻
使徒時代からキリスト教界略史

  林 義平 著

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電子版 Doc.113頁 \500(税込)
紙媒体A5判.114頁 \1498(税込)


キリストの死は弟子たちに聖霊をもたらすことになり、そこでキリスト教の誕生を見ることになる。

ユダヤ教徒からの迫害を受け、民族を越えて世界に広がるキリストの弟子らによって新約聖書も書かれてゆくが、やがて聖霊の降下は止み、その後はヘレニズムや異教との混淆が進み、キリスト教は元のユダヤ教の特質に戻っていった。

キリスト教界には分裂が見られるようになり、世俗化して普遍教会も東西に分かれていった。本来のキリスト教から大きく離れたことに抗議する新教プロテスタントが興るが、そのうねりは世界へと広がっていったが、その中にもキリストや使徒らの言葉が反響している。

聖書の概要を前巻で解説した後に、キリスト教そのものの歴史を顧みることを目的としている。

聖書教宣教読本 3

神”YHWHの経綸” 下巻
原初史と黙示録、そのアルファとオメガ
  林 義平 著

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電子版 Doc.116頁 \500(税込)
紙媒体A5判.116頁 \1550(税込)


上巻と中巻を通して、聖書の流れとキリスト教史を把握した読者に、いよいよそれらの全体が意味するところが語られる。

そこでは創世記の最初の部分である原初史と聖書全巻を締め括る黙示録との、最初と最後の部分が教える神の行動目的とその成就するこの世の終末の時代を展望する。

人類にとりついた宿痾である原罪を除くべく神の立てた仲介者キリストが果たす王と祭司、つまり人間の『罪』への真の対処が実現するとき、世界はエデンの時のように裁かれることになる。

この裁きの要諦は聖霊にあり、その聖霊が終末にどう働くかを聖書から探る結論が本書で語られる。

神と人との和解、それが如何にエデン以来の神の意志であったかが示され、その重要性に注意を喚起し、読者に終末に備えるよう訴える書である。


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